DjangoはPythonで書かれた高機能なウェブフレームワークで、大規模で複雑なウェブアプリケーションの開発を支援します。”Don’t repeat yourself”(DRY)の原則に基づいて設計されており、コードの再利用とプログラミング効率の向上を目指しています。
以下に、Djangoの主な特性をいくつか挙げます:
- 全機能を含む:Djangoは「バッテリー同梱」の哲学を採用しており、URLルーティング、データベーススキーマのマイグレーション、認証、管理ダッシュボードなど、ウェブ開発に必要な多くの機能をデフォルトで提供します。
- データベースのサポート:Djangoはデータベースの設計と操作を簡素化するための高レベルAPIを提供します。また、SQLAlchemyなどの他のデータベースフレームワークとも連携できます。
- セキュリティ:Djangoはクロスサイトスクリプティング(XSS)、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)、SQLインジェクションなどの一般的なセキュリティリスクに対する保護を自動的に提供します。
- スケーラビリティ:Djangoは大規模なウェブアプリケーションに対応するために設計されており、複数のデータベースサーバーやキャッシュサーバーを使用することで容易にスケーリングできます。
以下に、Djangoを使用してシンプルなウェブアプリケーションを作成するPythonのコード例を示します:
from django.http import HttpResponse
from django.urls import path
from django.conf import settings
from django.core.wsgi import get_wsgi_application
from django.conf.urls import include, url
def hello(request):
return HttpResponse("Hello, World!")
urlpatterns = [
path('hello/', hello),
]
settings.configure(
DEBUG=True,
ROOT_URLCONF=__name__,
)
application = get_wsgi_application()
if __name__ == "__main__":
from django.core.management import execute_from_command_line
execute_from_command_line([__file__, 'runserver'])
このコードでは、URL ‘/hello/’に対するリクエストに対して”Hello, World!”というレスポンスを返すウェブアプリケーションを作成しています。Djangoのrunserver
コマンドを使用して、開発サーバーを起動しています。